数年前から、お金を払うことってコミュニケーションの一つだな、という考えを持ち始めた。
それによって少し生活が変わったりしていると思う。
「買う」は、意思表示
まあ当然なのだけど、買うという行為はその商品が欲しいから行う。
商品を作っている会社は、自社の商品が売れれば売れるほど、これを必要としている人がたくさんいるんだなと認識して、じゃあこの商品を作り続けよう、もっとたくさん作れるように頑張ろう、という風に考える。
だから、自分の生活に必要だと思うものは買い続けるし、これは要らないかも?前より悪くなったかも?というものは買うのをやめたり、他の会社の製品を買うようになったりする。
直接エールを届けたい
だから一番分かりやすい応援は、製造元から直接買うことだと思う。
リアルでもネットショッピングでも、同じ商品だとしても色々なお店で売っているから、買おうという気持ちとお金さえあればどこでも手に入れられるものが多い。
特に最近は、メルカリなどもあるし、新品を買わない手段もある。
自分が「ものを手に入れる」という観点では、どんな経路で買ってもいいと思う。
でもやはり、それを作った人にできる限り近い場所で買うことで、自分がそれを必要としているという熱量を多く届けることができる。
作った人から直接買うことができれば、欲しいという気持ちがそのまま伝わるし、加えてなんでそれが欲しいか?気になるか?ということを伝えたり、応援のメッセージを伝えることができるかもしれない。
でも他の店で同じものを買ったら、欲しい人がいる、ということだけを伝えることはできるけど、誰が、どうして、どれだけの気持ちで欲しいのか、ということは伝わらないかもしれない。
だから、そういう気持ちを少しでも届けるために、可能な限り直接買いたいなと思っている。
直接買うことが難しかったとしても、作った人にしっかりと還元されるような経路で買うのがいいなと思っている。
応援したい人と、つながる
分かりやすいのは、本かと思う。
好きな著者がいたとして、メルカリやブックオフで中古本を買っても、著者の周りには何の変化もないだろう。
でも書店やAmazonで買ったら、出版社等を通じて、どれくらいの人が自分の本を求めているかというデータの一部になることができる。
それはほんの僅かであったとしても、買った自分と作った人のつながりになると思っている。
コミュニケーションの一つと感じる。
こう書いていながらも、全ての買い物においてそう考えているわけではないし、
メルカリも日常的に使わせていただいているけど、
特別に応援したい人や会社があるとしたら、せっかくなら、彼らと繋がる方法で意思表示していきたいなと思う。
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