内向型人間へのエール
自分に似ているタイプの人の経験談から、勇気やエネルギーを貰えることがある。
この本の著者、ジル・チャンは台湾出身、
アメリカに渡り様々な業界でビジネス経験を積んだ女性。
スピーカーとして世界各国で200回以上ものスピーチを行うなど、
優秀なビジネスマン(そして美人!)だが、自他ともに認める「内向型」とのこと。
彼女がこれまで経験してきた内向型発揮エピソードが多く記されており、
先日の16 Personalitiesで97%内向型と診断された私も、
「ああ、自分だけじゃないんだ…」と少し親しみを感じた!
おすすめポイント
著者自身が経験したエピソードが中心の内容で、
自分が内向型、大人しいタイプと感じる人は勇気づけられるかもしれません。
経験談の他にも、内向型が強みとすべき要素として、
・万全な準備さえあればハイパフォーマンスを発揮できる
・傾聴力と戦略立案力に長けている
・細かいチェックやリスクマネジメントが得意
などが挙げられています。
また上記の「万全な準備」にあたって、
上司のタイプ別の準備すべきポイントなどが参考になりました。
共感=同意、ではない
下記からは自分的、覚えておきたいポイント。
一番発見だったのが、共感する=同意する、ではないということ。
無意識に共感しなきゃと思うあまり、
相手にも少しは非がありそうな場面でも、
全て自分の責任と言い切ってしまったこと、ないでしょうか?
私はいくつか思い出されます…
その場は収まるかもしれないけど、同じ手違いが繰り返されるなど、
それによって組織や会社に影響が出ることもあり得る。
その2つは分けて考えるべきという点は、ハッとしました。
マネージング・アップという概念
「上司を管理する」という意味でつかわれる言葉ですが、
決して、上下の立場を逆転して上司をコントロールしよう!という意味合いではなく。
組織として互いに効率よくスムーズに仕事を進めていくために、
上司のタイプや仕事の進め方の好みを見極めて、
相手に合ったコミュニケーションを心がけるということ。
この考え方は報告や承認プロセスをストレスと感じている方は、
少し楽になる考え方かもしれません!
コメント